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メルセデスベンツEQS450+に試乗!メルセデス最高クラスの電気自動車をレビュー

先日メルセデスディーラーにて、人生初となる電気自動車の試乗をさせていただきました!

それもEQS450+という現時点最高クラスに!!

 

電気自動車といえば、エンジンが無いことによる独特の「静けさ」やアクセルを踏めば踏んだ分だけ

それこそスポーツカーに匹敵する「胸のすくような加速力」。

そのあたり、実際に乗ってみてどうだったのかをレビューしてみたいと思います。

 

目次

メルセデスベンツ EQS450+とは?

画像引用 Mercedes-Benz

EQSはその名の通りメルセデスベンツが提供する『Sクラス』の電気自動車版であり、最高級サルーンとして位置づけられています。

この車はメルセデスベンツが初めて開発した電気自動車専用のプラットフォームを使用しており

日本市場で販売されている電気自動車の中で最も長い700kmの航続距離を誇ります。(実質600kmくらいです)

外観はCd値0.20という空力性能を考慮した美しいデザインが特徴で、内装には「MBUXハイパースクリーン」が装備され

ダッシュボード全体にわたって圧倒的な視覚的インパクトを与えています。

ちなみに現行のW214新型Eクラスのはスーパースクリーンといい、見た目は殆ど同じですが仕様が少し違うそうです。

EQSの価格

ネットでざっくりですがEQS450+をフルオプションにて支払いシミュレーションをしてみました。

さすがEQSですね~・・・ほぼSクラスの値段です。

しかし、どの車種でも言えることですが

ネットの見積シミュレーションの金額と実際のディーラーで出てくる見積金額は少し違っていて

希望ナンバーやドラレコ等の取付工賃、コーティング等々細かい金額が更に加算されるため

ディーラーでの見積のほうが高くなってしまいます。(ただし多少の値引きもあります)

乗り込んでエンジンをかけてみる

メルセデスのフラッグシップモデルは、その高級感が他とは一線を画します。

メルセデスの車に乗り込むと、たちまち不思議な包容感に満たされることがありますが

この車においてもその例に漏れることはありません。

 

エンジンを始動させてみると、その静かさに驚かされます。

エンジンが実際に始動しているのかどうかを判別するのが難しいほどです…

 

ガソリン車と電気自動車の違いは、エンジンの始動の有無だけにとどまりません。

ガソリン車ではアクセルペダルから足を離した時に発生する「クリープ現象」と呼ばれる現象により

車はゆっくりと自動的に前進(微動)します。

これに対して、電気自動車にはこのクリープ現象がなく

アクセルペダルを踏んでいない限り車は前進しない設計になっているのです。

これは、運転の感覚においても、ガソリン車と電気自動車との間に大きな違いがあることを示していますね。

 

発進:アクセルの感覚

電気自動車は、確かに加速能力が非常に高いですが、発進時にアクセルペダルをゆっくりと踏み込むことで

ガソリン車とほぼ同じ感覚でスムーズに走り出すことができます。

 

今回の試乗車がEQSというのもあるかもしれませんが

道路を走行してみると、独特の浮遊感のようなものを感じられました。

これは、アクセルを踏んでもエンジン音が一切しないため

特有の静寂さの中での加速感が、まるで浮いているような感覚を生み出すのだと思います。

初めはこの静けさが違和感として感じられるかもしれませんね。

 

ただし、エンジン音がない分、路面からのロードノイズなど

普段はエンジン音にかき消されがちな音がより明瞭に耳に届きます。

このため、電気自動車では運転中に異なる種類の音への意識が高まることがあるでしょう。

 

停止:ブレーキの感覚

最初の信号が赤となり

次の信号が青になったら一度アクセルを踏み込んでみようかなと思っていた矢先

信号まではそれなりにまだ距離があったのですが、少しだけブレーキを踏んだときに

いままでに感じたことのない感覚といいましょうか、従来のメルセデスのブレーキ感覚とは

まったく違うフィーリングに驚きを覚えました。

 

ブレーキの効きが悪い、というのが正しいのか

ブレーキの効きが緩やか、というのが正しいのか…

車が思ったように止まってくれないのです。

 

踏み込むタイミングを間違えるとあわやの追突も有り得る!?かもしれません。

いや、実際にはちゃんと止まってくれる緊急停止装置が付いているはずですのでそれは無いはずですが

そう考えてしまうほどブレーキの感覚が独特なのです。

 

これは誰もが感じるほどの違和感だと思います。

 

確かにメルセデスはどの車種も『走る、曲がる、止まる』が非常に優秀な車です。

少し慣れれば、まるで自分の手足のように自在に操ることが可能なほど

ドライバビリティ抜群な性能を有しています。

 

がしかし、EQシリーズはどうでしょう???

これも慣れなのかもしれませんが、私はメルセデスの電気自動車は

思ったように止まってくれないという印象を強く持ってしまいました。

 

信号が青になったらアクセル踏み込んでみるかと思っていたのですが

もうアクセル踏んでスピード出すのが怖くなってしまい

そのまま安全運転でディーラーまで走ることにしたのでした。

 

静粛性に関して

静粛性に関しては、流石EQシリーズ最高峰。

とても静かかつEQSということで重厚感も感じられる走りで

恐らく音楽をかければ殆どのロードノイズはわからなくなるであろうというレベルの

静粛性をもっていました。

レベル的には私の19インチ(通常20インチ)のタイヤを履かせたX254 GLCより少し上かなといったところ。

 

にしてもEQSに乗ってみて、改めて自身の所有するGLCの静粛性の高さを再評価することができました。

やはり新型GLCは相当静粛性が高いです。

 

まとめ

今回、人生初の電気自動車に試乗することが出来てとても良い経験が出来ました。

海外ではどうか知りませんが、日本ではまだまだ電気自動車の需要は少ないようで

EQシリーズの売れ行きも頗る悪いそうです。

 

そりゃ大雪で立ち往生になったり、大渋滞に巻き込まれてしまった時に

電気自動車で燃料切れを起こせば、もうレッカー意外に救いようがなくなってしまいますからね。

航続距離が600kmであってもそれで遠出しようと考える人は稀ではないでしょうか。

 

また聞いた話によると、海外でも電気自動車の所有者は

セカンドカーとしての用途が多いらしく、主に近所の買い物や通勤を目的に使用するそうで

長距離移動をする際には、やはりガソリン(ディーゼル)車やハイブリッド車を選ばれるようです。

 

私が電気自動車を候補に入れるのはまだまだ数年先になりますが

そのときEV車の立ち位置はどうなっているでしょうか。

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